私はうつ病になってから、自傷行為がはじまりました。
自傷行為って聞いてもピンとこないかもしれませんね。
『リストカット』なら大抵の人が一度は聞いたことがあるのではないしょうか?
私も幾度となく経験しました。
傷が残るくらい深く切ったり、手首以外の場所も切ったことも。
「死にたい!」と思って切っていたことももちろんありましたが、私にはそれ以外の理由もありました。
私には子どもがいるので、私が死んでしまうわけにはいかないことはわかっていました。
それでもリストカットをしていたのは、それ以外に罪悪感を消す方法が思いつかなかったからです。
もちろん、家族が心配することもわかっていました。
それでもやめられなかった、自傷行為。
今回は、『うつ病の私が自傷行為をしていた理由』について書いてみようと思います。
自傷行為をするのはなぜ?

自傷行為をする理由。
『死にたいから。』
これもあると思います。
ほとんどの人は、これが理由なんじゃないかな?
私の場合は、最初に書いたように自分の罪悪感を消すため。
もちろんこんなことをしても消えるわけなんてないんです。
あとは、イライラした気持ちを抑えるためにもしていました。
痛みでイライラを消す。
自傷行為をすることで、冷静になったこともありました。
自傷行為によって得られるもの
自傷行為なんてしない方がいい。
でも、自傷行為によって得られることもありました。
- イライラを軽減させる
- 八つ当たりをしなくてすむ
- 冷静になれる
私は自分の血を見ることで、気持ちが冷静になるのを感じるのが好きでした。
腕から血が流れているのを見てキレイに感じたり。
血を見るために、ストレスをためてわざと切ったりもしました。
今考えると、子どもにとってすごく嫌な光景だったと思います。
でもその時には、子どものことまで考える余裕なんてなかったんです。
自傷行為によって失うもの

私にとって『いいこと』のように感じた自傷行為も、することによって失うものもありました。
- 子どもの心が不安定になる
- 近くに刃物がないと落ち着かなくなる
- 家族に多くの心配をかける
- 一歩間違えば『死』につながる
うつ病が悪化しているときにはそこまで気が回らなかったけど、自傷行為はたくさんのものを奪っていくものだと思います。
もっと早く気が付いていれば、手首に跡が残ることもありませんでした。
今では手首を誰かに見られないように、夏でも長袖は必要だったりブレスレットや腕時計が手放せなくなっています。
自傷行為をしているときは痛みを感じない?

自傷行為についてたまに聞かれるのですが、自傷行為をしている間は痛みを感じません。
私の場合は、痛いよりも気持がいいと感じる方が強かったです。
痛みを感じるのは、自傷行為をしているときよりも終わって冷静になったとき。
お風呂に入るときや、洗い物をしている時間が1番痛みを感じました。
うつ病がひどくなってからは、お風呂が嫌であまり入りませんでした。
痛みのせいだけでなく、お風呂に入る体力と気力がなかったんですね。
自傷行為以外で落ち着く方法を知ろう

うつ病になってからの自傷行為は、私にとって安定剤のようなものでした。
でも、冷静さを取り戻せる代わりに大切なものも失っていました。
自傷行為をすること。
無意識にしてしまうときもあると思います。
『もしも』手遅れになった場合、あなたはもちろん家族も悲しむ結果になってしまいます。
もし、自分で自傷行為をやめることができないなら、医師に相談してみましょう。
抗うつ剤の服用によって、冷静な判断ができるようになって自傷行為は抑えられます。
1人で苦しむ時間が少しでも短くなると、心も体も傷つかなくてすむようになりますよ。
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